最近、暖かくなり散歩する時間が増えて道端に生えている草花を接写することで新しい発見をすることが多い。この写真のハナニラは西湘の平塚市で撮影したものですが、生育地は5mほどの道端に群生していた個体になります。同じ生育地でありながら花弁の色、花弁の形状が微妙に異なっており、帰宅後に調べてみました。
ハナニラは学名は Ipheion uniflorum(イフェイオン ユニフロルム)で、ユニフロルムは一つの花という意味で、一本の茎に一つの花が付く単花性を現している。分類はネギ亜科ハナニラ属、またはユリ科で分類されることもある。原産地はアルゼンチン。そしてニラと言っても毒性があるので食べれませんのでご注意ください。
さて、今回の撮影で判明したことは、白い花弁は花弁の中央部から先端にかけて丸みを帯びたフォルムになっている。それに対して、青味が強い花弁の個体は花弁の中央部から先端にかけて鋭角的なフォルムになっていることが、上記スライド写真から判断できます。また、青味の入り方についても、花弁全体に入っているもの、花弁の中央から先端に向けてセンター部を走る様に入っているものも認められました。
既に作品集に掲載した”ハナニラ“とも比べてみると、本当に奥が深い植物だと思います。新たな生育地を見つけたらレポートしてみたいと思います。